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時代の「美」を追求し続けるモードと口紅の変遷。1950年代から1997年まで

美肌

それぞれの時代背景を映し出す鏡のようなモード。
無限に広がっていくリップカラーは、モードが決めています。

1947年に衝撃的なデビューを果たした「ニュー・ルック」から始まり、流行や女性の生き方とともに変化してきたクリスチャン・ディオールのモード。

それ以来、常に時代の最先端を走り続けてきました。

50年代から始まった口紅の歴史も、モードと並んで時代の「美」を追求していきます。

そして、今もなお、全世界の女性の心をとらえて離しません。

50年代〜:戦後、華やかな女らしさの復活。ディオールの赤い口紅が50年代を象徴する

戦争が終わって、女の人たちがメイクアップを再び始めた50年代の口紅は、真っ赤でした

戦後1947年、クリスチャン・ディオールは第1回目のコレクションで「ニュー・ルック」を発表しました。

8の字をなぞったようなエレガントなシルエットが特徴でした

そこには暗い耐貧生活のなかで忘れられていた、「女性が最も女性らしかった時代」へのノスタルジーが込められていました。

その後、ディオールはシーズンごとに新しいラインを発表。

55年、オートクチュールブランドとして初めて口紅を発表しました。

ピンク系からオレンジ系にいたる8色の赤い口紅は、まさに「ニュー・ルック」と同様のインパクトを持っていました。

60〜70年代:コーラル系の口紅が印象的な60年代とナチュラルメイクの70年代

1957年にディオールが亡くなると、イブ・サンローラン、マルク・ポアンらが後継者に。

「トラペーズ・ライン」、「スリム・ルック」を発表。

当時のメイクは、くっきりとした目元を作るアイラインと、つけまつ毛、山形の細い眉がポイントです。

口紅はグロッシィなコーラル系が流行しました。

続く70年代は、気取らないデコントラクテなファッションが流行しました。

ロング丈、パンタロン、レイヤード・ルックが流行し、ストリートではジーンズが。

そんななか、ディオール社は大人のためのスポーティーな装いを提案。
メイクはナチュラルで、ヌーディなアイカラーに、ベージュ系の口紅でした。

80〜90年代:働く女性が脚光を浴びた80年代は、自己主張のあるピンクやレッドの口紅が人気

80年代のファッションは、ボディコンシャスなしに勝たれません。

84年ころ、プレタポルテから始まったその流れはオートクチュールに波及し、より洗練された形で構築的なフォルムを表現しました。

ディオールも美しいスーツを数多く発表しています。

よりセクシーに主張し始めた口紅は、パールピンクからボルドーまでの豊富なカラーバリエーション。

質感はマット。

ファッションもメイクアップも、女性の生き方に共鳴するように多様化していきます。

メイクも以前のような画一的なメイクkら、自分らしい個性やスタイルを生かした、さまざまなタイプに。

97年〜:オートクチュールの歴史から生まれた口紅は、21世紀へと新しいスタイルを提案し続けて

89年、ディオール社の主任デザイナーに就任した、ジャンフランコ・フェレ。

97年のトレンドは少女のころを思わせるロマンチックファッションで、シフォンやオーガンジーなどの柔らかい動きを強調するマテリアル。

ほっそり、しなやかなシルエットで、今までのシンプルなファッションが、より軽やかに。

注目のカラーはアンバー、ホワイトのバリエーション。

「主張する色」の時代から「穏やかなカラーハーモニー」へ。

全体にトーンダウンされた色調は混じり合い、重ねられて、より女らしく。

メイクはトレンドをそのまま反映し、ニュートラルな色使いでナチュラルで洗練された仕上がりになっています。

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